魔術師マイシェラのパスファインダー日記

D&D初心者がパスファインダーTRPGのプレイを日記風味につづってみました。

ラッパンアスクその10 大魔導師の遺産

これまでと打って変わって岩肌の見える、屋根の高い大洞窟。
天井までたいまつの光も届かないことを考えると、高さは60ft以上なのかな。
広さも、これまで壁に仕切られてたダンジョンとはわけが違った。

 
ウチらは、パープルワームと遭遇するか、ガクビクしながら洞窟を進む。
ぬきあし忍び足・・・・とはマルコの鎧が重いからいかないけど。
それでもね、心持ちだけでも。

【DM】『あ、遭遇は30分に1回なんで、チャキチャキふってください。あ、この数字は何もでないですね。残念。』

探索しながら、ホっとするみんな。
その中で、ちょっとすごい発見をしたのは、私と、マルコ。

魔法による探索がガッチリHITして、大空洞の中にぽつんとある岩山。
そこに祠のようなものがあるのを発見した。

『ここに隠し扉があるにゃー』
「よしカンパチ、あけれる?」
『無理にゃー』
まあ、気づいたのはウチやなくて、アガシオン・ネコの「カンパチ」なんやけど。


隠し扉には、さらに周到に罠が仕掛けられてて。
さらに進むと、シェルターみたいなところに、宝箱と棺おけ。

罠に引っかかったりしつつ、あけてみると、出てきたのはたくさんのお宝。

ローブ・オブ・ジ・アークマギ(善)
スタッフ・オブ・パワー
リング・オブ・カウンタースペルズ!


他にも、たくさんのお宝があって大歓喜

あとは棺おけには、誰かの死体と思われる骨が安置されていた。
と、同時に、なんでこんなお宝があったのか奇妙に思うのは必然だった。

だってどれも、売れば大金なんやで?
ここで死んだ人生き返らせるの、ちょいのちょいってくらいのお金になる。
パーティメンバーがここに安置していった……と思うにはどうにもなあ。

そこで、クレリックのマルコに頼んで、死者の霊に話をきいてもらった。
(実は、そういう呪文じゃないってあとできいて知ったんだけど)


曰く、自分の名前は大魔導師シュピーゲルであると。
曰く、ラッパンアスクの邪悪を駆逐しており、ここで後進を応援していた
曰く、自分は老衰で死んだ
曰く、後進がやってくるのを待っていた

とのこと。流石にアイテムは持っていってもよさそうで一安心である。

と、そのときは思っていたんやね・・・・。
そうは問屋がおろし大根やったけど、この話はまた別のときにでも。


ともかく、棚からボタモチな強大なパワーを手に入れたウチは、震えながら冥福を祈った。
「魔術師の先輩に敬意を! 神に祈りを!」

マルコやリオネルも、私と同じようにうなづく。
「同じオルクス教根絶を願う者として…志私が継ぎましょう」


うちの秘蔵のメープルシロップをお供えして進むことにする。
少なくとも、ラッパンアスク攻略に尽くした先人に礼を尽くすのは、悪くないかなって。